突然ですが「えぇい、堅苦しい話は無しだ!早くゲームを作らせてくれ!」という人は
「DXライブラリを使えばゲームが作れるようになる」とだけ覚えて次の章へ進んでください
はい、では落ち着いて聞いてくれる人はお付き合いください。
C言語を学び始めたばかりの人にとっては「一体どうしたらC言語でゲームなんか作れるのか?」は最大の疑問だと思います。
C言語の入門サイトを見たことがある人なら
#include <stdio.h> int main(){ printf("hello"); return 0; }
このようなプログラムコードを見たことがあると思います。
このプログラムコードを実行すると
こんな感じになりますよね。
しかし、こんなプログラムをどう弄れば
こんな風に変わるのか、見当もつかないと思う人がいても不思議ではないと思います。
実はC言語そのものには驚くほど最低限の機能しかありません。計算結果を目で確認することさえ出来ません。
サンプルプログラムでよく使われる「 printf 」を使った画面への表示機能でさえ、C言語そのものの機能ではないんです(標準関数ではありますが)
プログラムの最初に
#include <stdio.h>
と普段書いていますよね。
これは、 stdio.h というファイルにC言語の機能を拡張させるための記述があり、それをinclude(プログラムに含める)することで機能を拡張しているのです。
stdio.h を include することで、printf という画面へ出力する関数が使えるようになったというわけです。
stdio.h は入出力関係の関数を使えるようにする為の記述が沢山書いてある関数群(ライブラリという)で、
C言語にには標準で、時間を扱えるようにする time.h や、文字列を扱えるようにする string.h など様々なライブラリが用意されています。
つまり、これらのライブラリを「include」することで、C言語の機能がパワーアップするのです。
さて、C言語そのものには最低限の機能しかないことをお話ししました。
もちろん標準のままでは画像を扱う機能も無いし、ウィンドウを出す機能も無い、音楽を鳴らす機能も何もありません。
そこで、それらが扱えるようにパワーアップする為の include 文を書かなければなりません。
当サイトでは、それを可能にしてくれる「DXライブラリ」を使用します。
プログラムの先頭に
#include <DxLib.h>
と書くことで、DXライブラリを使用出来るようになります。
DXライブラリは DirectX というライブラリを使いやすくラッピングしたライブラリです。
DirectX はマイクロソフトが開発している画像や音楽、各種デバイスを扱う為のライブラリで、
X-Box などのゲームソフトやグラフィックを扱う幅広い分野で利用されています(例えばVistaのエアロとか)。
「じゃ DirectX を学べばいいんじゃない?」と思った人はどうぞ検索するなり参考書を買うなりして勉強してみて下さい。
何故わざわざ DirectX を使いやすくしたライブラリを存在するかが分かるでしょう。
その難しさに挫折せずに学び続けられる人はごく一部に限られてしまうのではないかと思います。
DXライブラリはそんな難解な DirectX を、C言語を学び始めたような人にもすんなり理解出来るように使いやすくしてあります。
「それなら機能としては DirectX に劣ってしまうのか?」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
DXライブラリの進化は目まぐるしく、2011年4月現在のバージョンでは Playstation2 レベルのゲームなら遜色なく作れてしまい、
かつ実行効率も通常の使用範囲ではあまり落ちません。
前置きが長くなりましたが、DXライブラリを使う事で大変高機能なライブラリをすごく簡単に利用できるのです。
管理人がDXライブラリで制作したゲームはトップページでも紹介した通り「管理人の製作ゲーム紹介」をご覧下さい。
ボンバーマン風ゲーム
東方風STG
「四聖龍神録Plus」
>> ダウンロード公開中 <<ウェブカメラを使った音ゲー
「AerobeatPlus」
>> ダウンロード公開中 <<ぷよぷよ風ゲーム
もちろんここにはないジャンルのゲームも作れます。ニコニコ動画にはDXライブラリを使った数多くのゲームが投稿されています。例えば...
バトーキン様の動画 |
3Dでグイグイ動くプログラムも作れてしまいます。
「非常に扱いが簡単なのに、何でも出来る」それがDXライブラリです。
ではそんな何でも出来るDXライブラリの世界へいざないましょう。
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