21. キャラを一区間歩かせる。
今度はテクテク歩かせてみましょう。以下のように画像をループさせたいわけですよね。
[12] -> [13] -> [14] -> [15] -> [12] ->
これを32ピクセルの1区間で1ループさせたいのです。つまり現在のキャラのx座標を32で割ったあまりが
0〜7ピクセルは -> [12]
8〜15ピクセルは -> [13]
16〜23ピクセルは -> [14]
24〜31ピクセルは -> [15]
という対応を持たせたいのです。「割ったあまり」という考え方はゲームプログラムの中ではとても重要です。
例えば32ピクセルを1区間で考えたいわけですが、そうすると、2ピクセル目も34ピクセル目も32ピクセルと言う区間の単位としては
左から2ピクセル目と言う意味では同じことです。つまりx座標を32で割ったあまりを計算する事で区間に区切れると言う事です。
[12] -> [13] -> [14] -> [15] -> [12] ->
の画像のループは
[0+12] -> [1+12] -> [2+12] -> [3+12] -> [0+12] ->
と言う事です。0〜3でループする変数を用意するにはどうしたらいいでしょうか。
現在32ピクセルで1区間にしています。これを4つに分けたいんです。と言う事は、32を8で割ればいい事がわかります。
(ch.x%32)/8
つまりこういうことですよね。ですから現在表示すべき画像は
ch.img=image[(ch.x%32)/8 +12];
で表示できます。
これをサンプルで確認してみましょう。
#include "DxLib.h" typedef struct{ int x,y,img; }ch_t; int WINAPI WinMain( HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow ){ int image[16]; char Key[256]; ch_t ch; if( ChangeWindowMode(TRUE) != DX_CHANGESCREEN_OK || DxLib_Init() == -1 ) return -1; //ウィンドウ化と初期化処理 ch.x =320; ch.y =240; SetDrawScreen( DX_SCREEN_BACK ) ; //描画先を裏画面に設定 LoadDivGraph( "char.png" , 16 , 4 , 4 , 32 , 32 , image );//画像を分割してimage配列に保存 while(!ProcessMessage() && !ClearDrawScreen() && !GetHitKeyStateAll( Key ) && !Key[KEY_INPUT_ESCAPE]){ //↑メッセージ処理 ↑画面をクリア ↑キーボード入力状態取得 ↑ESCが押されると終了 if( Key[ KEY_INPUT_RIGHT ] == 1 ) //右ボタンが押されたら ch.x++ ; //xの値を1増やす else if(ch.x%32!=0) ch.x++; ch.img=image[(ch.x%32)/8 +12]; //現在のx座標にあった画像を指定 DrawGraph( ch.x , ch.y , ch.img , TRUE ) ;//画像を描画 ScreenFlip();//裏画面を表画面に反映 } DxLib_End(); return 0; }
実行結果
注意)黄色い線,文字は表示されません。
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