究極の酒は水である

どぶろく
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登録日時: 13年前

究極の酒は水である

投稿記事 by どぶろく » 10年前

ずいぶん前の話ですが、家で酒を飲んでいて、酔いつぶれて寝てしまった時のこと、朝起きてコップを見ると酒が残っていた。はて?と思いながら残っていた酒を飲んだのだが、かなり薄くなっていた。
「ずいぶん薄いなぁー」と思いながら飲みほして、ほど良く酔いが回って、ぽやぽやしてたところ、これは氷が融けただけのただの水だったことを思い出した(気が付いた)。そう、ただの水で酔ってしまったのだ!、一気に酔いが覚めたのは言うまでもない。

しかし、この話は「究極の酒は水である」ということには、まったく関係のない話です。
よく水の味のする酒は良い酒だと言われるが、私はこれを水の素性(産地)が分かる酒のことだと思っていたのが、水の味しかしない酒(日本酒)がありうるということを申しあげたい。もちろん前の話のように思いこみで酔っ払うということではない。雑味の無い辛口淡麗や、吟醸酒などは一体なにを目指していたのか(求めていたのか)、わざわざ濾過して旨み成分まで取り除いて色を透明にすることにいったい何の意味があるのか、ついに疑問がとける時がきた、彼らが目指していたのは「水で酔っ払う」ということである。という結論を出すに至ったのだった。もちろん、この結論が間違っていることは言うまでもない。

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