●三角比どうしの密接な関係
三角比や三角関数には非常に多くの公式がありますが、理屈は忘れたとしても、ぜひ覚えてほしい公式は全部で6つだけです。そのうちの2つがここに登場します。
◆三角比の相互関係
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Ⅰ、sin^2θ + cos^2θ = 1
Ⅱ、tanθ = sinθ/cosθ
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●sin^2θ + cos^2θ = 1
sin^2θ は サイン2乗θと読みます。sinθ の2乗のことです。
「同じ角度に対するサインとコサインを2乗して足すと、いつでも1になる」
直角三角形ABCにおいてピタゴラスの定理 a^2 + b^2 = c^2 が成り立ちます。
この両辺を、c^2 で割ると、
a^2/c^2 + b^2/c^2 = 1
(a/c)^2 + (b/c)^2 = 1
角A=θ、斜辺c、底辺b、高さa、とすると、a/c = sinθ、b/c = cosθ、だから、
(sinθ)^2 + (cosθ)^2 = 1
sin^2θ + cos^2θ = 1
となります。
●tanθ = sinθ/cosθ
tan60°= sin60°/cos60°= (r3/2)/(1/2) = (r3/2)*2/(1/2)*2 = r3
直角三角形ABCにおいて、角A=θ、斜辺c、底辺b、高さa、とすると、
tanθ = a/b
この分子、分母を斜辺 c で割ると
tanθ = (a/c)/(b/c) = sinθ/cosθ
となります。
●sinθ、cosθ、tanθの逆数
逆数は「分の1」で表わせるものですが、これら逆数にもまた別の名前があるのです。
1/sinθ = cosecθ 「コセカントθ」
1/cosθ = secθ 「セカントθ」
1/tanθ = cotθ 「コタンジェントθ」
sinとcosのお勉強3
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