新説・音楽理論

アバター
SUE
記事: 41
登録日時: 13年前

新説・音楽理論

投稿記事 by SUE » 12年前

全然プログラミングと関係ないですが、他に書く場所も無かったので。
でも、音楽に興味のある方にはぜひ読んで頂きたい内容です。

(けっこう長い追記)
僕は音楽が好きです。みなさんもきっとそうだと思います。
しかし言うまでもなく、この世にはいい音楽と悪い音楽があります。
好みの問題だと断じる人もいますが、それは極論です。そうだとすると、時代を越えて聴き継がれる
古典的な曲がなぜ今日まで人気なのかを説明できないので。
では、「いい音楽」とは何ぞや?

また、最近の音楽の形骸化も鼻もとい耳につくようになってきました。どれを聴いても同じ曲のようです。
僕はその理由を、凝り固まった音楽理論に求めました。すなわち、音楽は
・メロディー
・ハーモニー
・リズム
の三つから成っていて、更に音階は、12音から成る1オクターブから7音を抜粋した「調」から出来る、というものです。

ならば、「メロディーが無い音楽は音楽ではないのか?」「調なんて特に無くてもいいのでは?」と思うのは自然なことだと思うのです。
従来の音楽を逸脱することが、形骸化を止める方法だと考えたのです。

しかし、現実にはドラムオンリーな音楽も、無調音楽も、いまいちマイナーな感じがします。それは何故なのか。
やはり従来の音楽とその理論が完全なものなのか? いやそんなはずは無い、先ほどの二つの音楽も、音楽であるのに変わりはないのだから。
そういった音楽を説明できないのは、やはり従来の理論の欠陥だと感じられたのです。

音楽には、一般に言われるよりずっと本質的な問題が存在する。そう考えて、ない頭から捻り出したのがこれからずらずらと語る音楽理論です。
お暇なら読んで頂きたいです。すごく読んで頂きたいです。
(長い追記ここまで)

まず、一般に音楽の理論といえば何を考えるでしょうか。一番有名なのは、おそらく
・メロディー
・ハーモニー
・リズム
という「音楽の三要素」でしょう。しかし、なぜこの三つなのでしょう。結論から言うと、作曲の便宜上の問題以外に理由はありません。
メロディーが変化するところでは必ず、ハーモニーもリズムも変化しています。残りの二つについても同様です。
そして、これらは本質的には同じ要素だと考えられます。



では、本当は音楽は何から成り立っているのか。それは、
・時間(前述の音楽の三要素の本質)
そして
・空間(音色自体のもつほわ~んとした広がり)
の二つです。この二つが、音楽の中に等しく豊かに含まれているほど、それは「いい音楽」と言えるでしょう。

何を言ってるのかさっぱりですね。

詳しく見て行きます。
要は大事なのはバランスなのですが、これは例を挙げて実感するのが早いです。
とりあえず、以下の①と②が両極端に居て、③がその中間だということを理解していただければ十分です。

①まず、空間表現が時間表現に比べて多すぎる例です。
いわゆるアンビエント、ヒーリング・ミュージックといった音楽のことです。ほわんふわんしてますね。
[youtube][/youtube]
②次は、空間表現が足りない例です。
今日の商業音楽といったら大体これです。やかましいですね。
[youtube][/youtube]
③最後に、二つのバランスがとれている場合です。
[youtube][/youtube]

おわかりいただけたでしょうか。繰り返しですが、なんとなくでも①←③→②という順列がわかっていただきたいです。

(また追記)
やはりこの二つの分類は非常に分かりづらいですね・・・
やや正確さを欠きますが、
・時間とは、楽譜に書いてある情報である。
・空間とは、楽譜からは分からない音の様子である。
とすると、ちょっとはマシかなぁ? と。
(追記ここまで)

説明の面倒な空間の話はこれでお終いにして、次は時間についてです。続きます。
最後に編集したユーザー SUE on 2013年7月27日(土) 17:58 [ 編集 3 回目 ]

zxc
記事: 79
登録日時: 13年前

Re: 新説・音楽理論

投稿記事 by zxc » 12年前

・メロディー
・ハーモニー
・リズム
 この3つは同じものとは自分には思えないのですが、どう同じなんでしょうか。
メロディーは前後の音の変化とリズムとの複合によるもの
ハーモニーは複数の音が同時に重なることで生まれるもの
リズムは音の曲全体でのタイミング(?)に重視したもの、時間軸を重視したもの
だと個人的には思っています。

  仮に同じものだとすると、ある曲の一部分について、メロディーについて考察しようが、ハーモニーについて考察しようが、まったく同じ考えが適応できる上に、導き出される答え・解釈も等しいものになるんでしょうか。

アバター
SUE
記事: 41
登録日時: 13年前

Re: 新説・音楽理論

投稿記事 by SUE » 12年前

その通りです。「音楽記号学(ナティエ著)」という本から得たアイデアで、それを読んで頂くのが一番早いのですが・・・

zxcさんの考えを引用しながら噛み砕いて言うと、
・メロディーは、前後の音階の変化とリズムとの複合によるもの
・ハーモニーは、一つの音として認識されるほど強い結びつきをもつ重なりあう音が、変化すること
・リズムは、メロディーの考えから音階を無視したもの

というように、結局は一つのものに収斂して行きます。説明が下手ですね・・・
メロディーとハーモニーの関係については、sin波を除くどんな音も複数の倍音から成ると考えると都合がいいかもしれません。
まあ、ハーモニーについては([下]にもコメントしましたが)難しい問題があるのでここだけは勘弁願います。

で、ここからはほとんど[下]の話なのですが、例えばメロディーの動きをグラフ化したとして、
別のパートのメロディー、更にはリズムの動きまで全て(係数は違えど)同じ形にならなければいけない
と考えています。で、これが[下]にあった説明不足な点の一つです。

積もる話なので次回にするつもりでしたが・・・早めに書いた方が良さそうですかね。

zxc
記事: 79
登録日時: 13年前

Re: 新説・音楽理論

投稿記事 by zxc » 12年前

  説明が拙いもので申し訳ありません。ほぼ噛み砕かれたとおりです。しかし、あくまで音の重なりはハーモニーの管轄であって、それが変化することはメロディーの管轄、ハーモニーは一つの音として認識されようがされまいがハーモニーだと自分は思っています。
  グラフが同じ形といっても、音階の変化、リズムの変化、それにハーモニーの変化もあるかもしれないということは、少なくとも時間との関数で3種類のグラフが書けそうだと自分は思うのですが、そのメロディーとリズムで同じグラフの形というのはあまりなさそうな気がします。