意外な発見

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スライパ
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意外な発見

投稿記事 by スライパ » 14年前

学校で、今日のやる範囲が終わり、ノートに自分で考えた公式の証明をしていた。


1/2 +  さらにその1/2 + さらに・・・・・とやると、          
画像

みたいになるのは知っていて、そこでこんな仮説を立ててみた
                         ↓


1/x^1  + 1/x^2 + 1/x^3 + ・・・・・ = 1 / (x-1)   (ノートと違ってパソコンだと文字が読みにくい)

適度に読み飛ばしていってください

   ~~証明~~

xを2にすると、  1/2 + 1/4 + 1/8 ・・・・

          → 2/4 + 1/4 = 3/4   (通分して計算しています)
          → 6/8 + 1/8 = 7/8
          → 14/16 + ・・・・・・・・

極限に大きい数を n とすると 、(n-1)/n となり、限りなく1に近づく。(ここでは 「1」 と断言しておきます)
  1 / (x-1) = 1/( 2-1 ) = 1/1  = 1


xが3の場合は  1/3 + 1/9 + 1/27・・・・・・


          → 3/9   + 1/9 = 4/9
          → 12/27 + 1/27 = 13/27
          → 13/81 + ・・・・・・・・

  (n-1)/2 /n      =   (n-1) / n     /2   = 1/2
| 分子 |分母|     さっき1とした式

    1 / (x-1) = 1/( 3-1 ) = 1/2



今度は負の数の場合の証明

x= -1 の場合
(-1)^1 + (-1)^2 + (-1)^3 ・・・・  = -1 +1 -1 ・・・・ = 0 or -1    = (0-1)/2    = -1/2
                                起こる確率は半々  ならば平均を取る
1/(x-1) = 1/( -1-1 ) = -1/2


x= -2 の場合 
1/(-2)^1 + 1/(-2)^2 + 1/(-2)^3 ・・・・ = -1/2 +1/4 -1/8・・・・・

              → -2/4 + 1/4 = -1/4 ・・・ -25%
              → -2/8 - 1/8 = -3/8 ・・・ -37.5%
              → -6/16 +1/16= -5/16・・・ -31.25%

だんだん -33%に近づいている(考察) → -1/3

1 / (x-1) = 1/( -2-1 ) = -1/3


 
    こっからが本題


x=1 にすると  1+1+1+・・・ = ∞ (無限)  になる

1 / (x-1) = 1/( 1-1 ) = 1/0

このことから 1/0 は 無限 となる



x=0 にすると  (1/0)^1 + (1/0)^2 + (1/0)^3・・・  = 1/0 + 1/0 + 1/0 +・・・・

1/0 は無限なので →   無限を無限回 足す → ∞^2 = -1
                                     ↑ 1/(0-1)


          なんだこりゃ、と思った矢先、ぼくの頭の中に激震が走った!



虚数・・・・・ -1の平方根   →  x^2 = -1  → ∞^2 = -1   → 虚数は ∞  (・・・・・!!)

まだ学校で、虚数自体習っていないのに・・・
後日、先生にこのノートをみせると 「おもしろい」 とのこと。

ここまで読んだみなさんは、どう思いますか?
最後に編集したユーザー スライパ on 2011年9月08日(木) 21:13 [ 編集 2 回目 ]

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MoNoQLoREATOR
記事: 284
登録日時: 14年前

Re: 意外な発見

投稿記事 by MoNoQLoREATOR » 14年前

すごく・・・おもしろいです!
0や∞が登場すると、途端に不思議なことが起こり始めますよね。
ときには小学1年生のときに習った法則まで崩壊させることも・・・。うん。奥が深い。
その調子で歴史に名を残す数学者になってくださいね^^

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スライパ
記事: 9
登録日時: 14年前
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Re: 意外な発見

投稿記事 by スライパ » 14年前

最初の公式の証明をしていたら、偶然発見したので
 i  の正体は他にもあるような気がします。

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bitter_fox
記事: 607
登録日時: 14年前

RE: 意外な発見

投稿記事 by bitter_fox » 14年前

スライパ さんが書きました: ここまで読んだみなさんは、どう思いますか?
途中までは凄くいいんじゃないでしょうか?

ただ、x = 2, 3, -2だけでしか真になることを示していないのは問題かと思います。
また、最初の

CODE:

1/x^1 + 1/x^2 + 1/x^3 + ・・・・・ = 1 / (x-1)
が成り立つと仮定する段階で分母は0以外(体の公理)によりx != 0という条件とx != 1という条件が出てくるのでこの式のxに0や1を用いることはできません。

ちなみに、

CODE:

1 / x^1 + 1 / x^2 + 1 / x^3 + ・・・
の収束値を求めるには次のようにすれば良いかと思います。

CODE:

1 / x^1 + 1 / x^2 + 1 / x^3 + ・・・
=lim(n->∞){1 / x^1 + 1 / x^2 + 1 / x^3 + ・・・ + 1 / x^n}
=lim(n->∞){Σ(k = 1, k ∞){(x^(n-1) + x^(n-2) + x^(n-3) + ・・・ + x^(n-n)) / x^n} // x~nで通分した
=lim(n->∞){Σ(k = 0, k ∞){((x^n - 1) / (x - 1)) / x^n} // Σ(k = 0, k ∞){(x^n - 1) / (x^n * (x - 1))} // 分子の分母を降ろした
=lim(n->∞){(1 / (x - 1)) - (1 / x^n * (x - 1)}
=1 / (x - 1) [x > 1, x  1, x ∞で0に収束するので
∴lim(n->∞){Σ(k = 1, k  1, x ∞の時0に収束する」ときを正しく修正(nissyさんご指摘ありがとうございます)
-1では真になっていないので修正
最後に編集したユーザー bitter_fox on 2011年9月11日(日) 11:22 [ 編集 9 回目 ]

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スライパ
記事: 9
登録日時: 14年前
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Re: 意外な発見

投稿記事 by スライパ » 14年前

limで表せるの忘れてた。

「体の公理」は初耳なので、ググって勉強してきます。

ありがとうございました。

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GRAM
記事: 164
登録日時: 15年前

RE: 意外な発見

投稿記事 by GRAM » 14年前

スライパ さんが書きました:ここまで読んだみなさんは、どう思いますか?
法則性を探し、仮説を立てることはとてもいいことで基本的に正しいアプローチだと思います。
しかし、あくまでもそこからが数学です。
それが正しいこと、もしくはそれが間違っていることを説明できなくてはなりません。
狐さんがヒントを出しているみたいですので、ここからは自分で考えてみてください。
どこまでが正しくてどこからが間違っているのか。
なぜ正しくてなぜ間違っているのか。そのへんですね。

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スライパ
記事: 9
登録日時: 14年前
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Re: 意外な発見

投稿記事 by スライパ » 14年前

どうやら 1/0 自体がタブーだってことが分かりました。
式を読むのがなかなか難しい。(Σ・・・for文と同じ?  、振動 & 発散・・・グラフを書いてたので直感的に分かる)
bitter_fox さんが書きました:// (1 / x^n * (x - 1))は[x > 1, x ∞で0に収束するので
特にここが難しい。まだ時間がかかりそうです。