今日 昨日
















[注意]
本ページには映画 cube の盛大なネタバレが含まれています。
また、cubeの映画自体は非常に面白いものです。

ですがおかしい所も多いのです。
以下は是非本編を見てからご覧ください。

***************************************************

映画CUBEのおかしいとこについて

最近SAWが人気を呼んでいて、並べていつも隣にCUBEが置いてあります。
SAWが好きな私はSAWを見るノリで見てみることにしました。

しかし!!その勢いでCUBEを見るとなんだこれ!!
伏線が結果に結びついてないし、なんとまぁ数学的におかしい話!

とにかくこの映画

おかしいとこだらけなんです

まず設定はこのような感じです。


・突然さらわれて来た数人は立方体のからくり部屋に閉じ込められる。

・からくり部屋は3Dに配置された縦26個*横26個*上26個=17576個の部屋から構成され、皆どこから出口に出たらいいのかわからずにいる。

・トラップのある部屋に間違って入ると装置によって殺される。

・のちにトラップの部屋がどんな部屋なのかは部屋にかいてある3*3=9桁の数字に隠されている事を知る。

 

部屋番号は「123 234 345」のように書かれているわけですが
終盤で、主人公達はからくり部屋の部屋番号の
解読のカギは「素数」であることを知ります。

そこで、書かれた部屋番号517という数字を見て、数学が
得意な女の子が素数かどうか判別するシーンがあります。
数字をみて1秒もしない間にこういいます。

517は11かけ47だから素数じゃないわ。」と。

おぉはえぇ。これは俺真似できない・・。と思ってみてました。
 
しかしその数字を素因数分解しないといけない状況になると
こう言います…

「3桁の数字を素因数分解できる人なんていないわ!」
「天文学的数字よ!!」
 
といって絶望のふちに立たされます。


 
・・・・・あれ?



あなた今素数計算してたじゃないですか。



しかも一瞬で

 
しかも素数の計算は天文学的数字らしいです。
 
なぜそんな事を言うのか意味が解りません。
素数とはそれ以上割れない数字。つまりそれを調べるには何かで
割ってやればいいわけです。
3桁の数字とは最高で999ですね。

んで、
 
31 * 31 = 961
32 * 32 は千を超えてしまうから最高でも31通りの割り算を
してやれば答えは自然と出てくるはずです。
 
しかも素数計算で
奇数を2で割ることなんて出来ないし、
下一桁が0,5以外の物を5で割る事もないから
実際に31回も割り算確かめる必要もないです。

百の位と1の位の和が3の倍数じゃなければ3では割り切れないし
例えば911なんてぱっと見ただけで何でも割れないことがわかります。
 
すなわち、めちゃめちゃ暗算でも絞り込めるわけで計算しようと
思ったら誰でも3分もしないうちに計算できます。
この子数学得意なら1分もかからないでしょう。

つまり
1分の計算が天文学的計算になるようです

これだけならまだ許せるんですよ。
 
話は進み、頭に障害がある子ですさまじく数学が出来る青年が
出てきます。その子は


素数かどうかの判別は出来るけど
素因数分解は出来ない



んだそうです。一体どうやって
判別したんでしょうね。

そして
「434を14で割ると26だ」というシーンがありますが、

434÷14は31ですから。



26に14かけたら434にはちょっとたらなそうだとピンと来ない
んでしょうかねぇ。まぁこんな監督ですから
割って出た値はかけて戻る事すら知っているかどうか怪しいですが・・

それからわんさか出てくるわけですよ。おかしいところが。

 「384の素数は0個よ」
 「563の素数は2個よ」
 「911の素数は3個よ」

384は偶数です。

よって必ず2で割れますから1つ以上あるはずです。

563は素数です。よって1つしかありません。

911なんか特にぱっと見、何でも割れないこと位わかるでしょうが。

まだまだあります。
17576個もの部屋は一つ一つ独立して全て移動しているそうです。

しかし端以外
全て上下左右に部屋が隣接しています。

ルービックキューブを思い浮かべて下さい。
立方体の各部屋が3x3x3個隙間なく入っている感じですよね?

この設定の部屋もこのように26x26x26隙間なく詰め込まれてるんです。

どうやったら独立して好きな方向に
動くことが出来るんですか?


しかも部屋から部屋に移動する時
その部屋同士が互いに別方向に動いてたら
部屋の敷居に差し掛かったとき

体がちょんぎれますから!


上の理論を聞いて
「移動の仕方によっては独立して・・は無理だけど、
部屋の移動は出来るんじゃない?」

と思った方もいらっしゃるかもしれません。

・・・違うのです。

部屋の移動は
決まった計算式にのっとっているらしいのです。

つまり計算すれば次に自分の部屋がどこに移動するかわかるらしいのです。
その理論が以下です。

明らかに
口で言ったのを聞いただけじゃ計算出来ない
計算式にして視聴者を騙す

戦法です。

計算式はむっちゃくちゃなのに
視聴者はパッと計算出来ないのでそれっぽく聞こえるのです。

そんな騙しに騙されないで下さい!
どうおかしいか、以下を見て下さい。

改めて、部屋は
縦26個、横26個、鉛直26個の構造で出来ているため
全ては(x,y,z)座標で表せるようです。

実際部屋の番号は
(345,623,829)のように書かれています。
これは各数字を文字に置き換えた時、
部屋の今の座標は全て
(a+b+c, d+e+f, g+h+i)
で表せるそうです。

これが移動後には
むちゃくちゃな事に
(2a+c, 2d+f, 2g+i)
という座標に移動するそうです。
3Dに配置された全ての部屋が
全て不規則に移動するためには


一回全部の部屋をばらばらにしないといけません


さっきも言ったとおり、ルービックキューブを思い浮かべて下さい。
もっと部屋数のすごく多いルービックキューブを思い浮かべて下さい。

こんな隙間無いキューブ状の部屋で
例えば中央の部屋を端の部屋まで移動するには
一回移動に関係する部屋を外に出してやら無いと無理です。

しかもこの移動は全部屋が先ほどの計算式にのっとって
移動するわけですよ。
一回ばらさないと無理です。

しかも

(a+b+c, d+e+f, g+h+i)にある部屋の座標は次に
(2a-c, 2d-f, 2g-i)になるんですから全ての部屋が動くはずですよね。

けど、部屋が移動するシーンは
「どこか遠くで部屋が移動している音がするわ」
こんなシーンです。


お前の部屋も動いてる
はずだろうが!!



この辺から騙しが入ります。
一見ややこしく見えますが簡単なので見て下さい。

しかも
(abc , def , hgi)    例:(153 , 238 , 983)
の座標は
(a+b+c, d+e+f, g+h+i)で表し、次に移動する座標は
(2a+c, 2d+f, 2g+i)
になるシステムらしいです。

中央の値(bとeとh)が計算に関係ないわけですから
移動後に複数の部屋が
同じ座標になってしまう組み合わせ
ありえてしまいます。
例:
(112 , 224 , 336)の移動後は
(2*1+2 , 2*2+4 , 2*3+6)

(172 , 254 , 356)の移動後は
(2*1+2 , 2*2+4 , 3*2+6)

いずれも
同じ場所(4,8,12)

つまり複数の部屋が同じ座標に移動する事に?!
物理的にんな事あるわけないですやん。

また更に、部屋が移動するシーンは

エレベータのように一つの部屋が移動するシーンが描かれている


のです。
しかし、
(a+b+c, d+e+f, g+h+i)で表される座標の部屋が、次に移動する座標
(2a+c, 2d+f, 2g+i)
は全ての部屋が移動する事を意味するわけで
1つの部屋だけレールの上をそって移動するのはおかしい!!
x,y,z方向全ての方向に移動するはずです。
全ての部屋が。

しかも1本のレールの上を1つの部屋が移動するシーンしかありません。
それなら

どうやって全ての部屋が移動するんじゃ!

あげくのはてに言った言葉が最後の最後のシーンで

急いで!!次の部屋の移動で部屋が出口につながるわ!!

まるで今回の機会を逃したらもう何年もこの組み合わせに

ならないかのような言い方です。。

☆ここに2つの大きな矛盾点があります☆

ここで部屋の移動システムを思い出してみてください。
一見難しそうな設定にしていますがめっちゃ簡単ですから落ち着いてみてください。

(a+b+c, d+e+f, g+h+i)

であらわされる座標は次の移動で

3つの数字の和に、違う2つの数字の差を足したもの

になるそうです。聞いただけではどんな移動が行われるのかわかりにくいですが
実際書いてみましょう。

(a+b+c, d+e+f, g+h+i)
にある座標は次の移動で

(a+b+c, d+e+f, g+h+i) + (a-b, d-e, g-h) = (2a+c, 2d+f, 2g+i)

になるわけです。
次に移動する時も同じ計算式なので、
更にこれを同じ要領で計算してみます。

(2a+c, 2d+f, 2g+i) + (b-c, e-f, h-i) = (2a+b, 2d+e, 2g+h)

さらに次の座標は
(2a+b, 2d+e, 2g+h) + (c-a, f-d, i-g) =
(a+b+c, d+e+f, g+h+i)


あれ?と思いませんか?
はい、そうです。

3回移動したら元の座標
(a+b+c, d+e+f, g+h+i)

・・・なのです。・・・まさに

(゜Д゜)ハァ?

です。

つまり何回移動しようとも3回移動すると元の位置に戻ってくるんです。だから

「急いで!!次の部屋の移動で部屋が出口につながるわ!!」
(意味:これを逃すともう一生外には出られないわ!)

なんておかしいわけです。
常に部屋が移動しているわけですから
最高でも2回部屋が動くのを待てば出口に
つながるわけで・・。

別にいそぐなよ

と言いたい・・・。

最後の最後にも矛盾があります。
出口は一番はしっこにあるそうです。
つまり(999 , 999 , 999)にあるそうです。

ここでまたシステムを考えてほしいのです。
(2a+c, 2d+f, 2g+i)
にある座標は
(a+b+c, d+e+f, g+h+i) + (a-b, d-e, g-h) = (2a+c, 2d+f, 2g+i)
に移動するんでしたよね。
(9+9+9 , 9+9+9 , 9+9+9)の部屋は
(9*2+9 , 9*2+9 , 9*2+9)に移動するようです。
あれ?と気付きました?

そうです。移動した後も座標は
(9+9+9 , 9+9+9 , 9+9+9)と
同じ場所じゃねぇか!

はい、何万回移動が行われようと

永遠にこの出口の部屋は
静止しています。


つまり移動後の部屋の扉が
出口になるという組み合わせは

一生起こりません。



もうむちゃくちゃです・・・。
数学の専門家に原作を依頼した
と公式サイトに書いてありますが
とても信じられません・・。


一度CUBE見てみてください・・・。


※注意※
私がここまで思ったのは、CUBEのコンセプトは非常面白いと思ったからです。
だから余計にこんな所がいい加減なのが残念だったのです

私はこの作品好きですよ。
・・とフォローw