ゲームのうちの,正しく「映画の著作物」的な面白さの部分はオープンにする事と相反してしまう面白さだと思います。
いわゆる,ネタバレによって面白さが減じる部分です。
それに対して,ゲーム自体としての面白さに関しては,公開する事によって面白さが減少することはないでしょう。
オフトピック
例として挙げるなら,ソースコードが公開されているわけではないですが,スーパーマリオブラザーズは各種ブロックの配置から敵の配置までわかっています。
しかし,それによって面白さが減るものではありません。
どちらを重視するかは作り手次第だと思います。
ただ,OSIの言う「オープンソースライセンス」やFSFの「フリーソフトウェア」では,ユーザーによる改変は許可されるようなライセンスになります。
個人的には,その改変によって面白さが減ったり,ゲームとして機能しなくなっても,それは改変を行ったものの責任なのでかまわないのではないか,と思ったりします。
オフトピック
オリジナルでない四聖龍神録2の改変版での評価は,オリジナルの四聖龍神録2の評価とは別物ですし。
最終的に,dixqさんが「何を守りたいか」ということに帰着するのではないかと思います。
自身の作ったゲームのバランスそのものを修正されたくない,というのであれば,オープンソースとは相性が悪いでしょうし,
改変版の面白さまでは保証できないと割り切ってしまえば,オープンソース化することが可能だと思います。
あと,日記の方で少し書きましたが「オープンソース」と「ソースが公開されている」は別の概念なので,
オープンソースでないライセンスを付与する事で,少なくとも修正したものの公開を禁じることはできますし,
改変したセーブデータの利用を禁じる事も(ライセンス上は)可能です。