BackTotheFutureの夢を見たよ。内容を忘れないうちにメモするとこんな感じだ。
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ドグは人工知能の発明をしたいと考えていたが、
1985年のコンピュータではドグが実現したいことにハードウェアが追いつかず実現できない。
そこで、自分の発明した人工知能のプログラムを実行できる能力のある
2015年にタイムスリップし、その人工知能のプログラムを実行する処理能力があるスーパーコンピュータを手に入れ
実行することを試みる。
世界の人口80億人一人ひとりを人工知能に置き換えたバーチャル世界を作り出し、
人工知能により平和な世界を作り出そうとした。
だが、何度やってもドグの作った完璧な人工知能からなる仮想世界はうまく機能しなかった。
ドグはそこでふと気づく。ドグの作ったプログラムは完璧であり過ぎるのだ。
そこでドグはプログラムにわざとバグを組み込んだ。
人間は時に思いもよらぬ行動に出て、感情という先の予想もつかない不安定なものを持つ。
どんなに気を付けていても必ずケアレスミスを起こすことがある。
人間は完璧ではないのだ。
するとドグの作り出した人工知能からなる世界は一気に均衡を保ち正常に機能するようになった。
コンピュータは完璧だ、プログラムしたことしか動作せず、一切のミスをしない。
そこに欠陥や不安定な要素をあえて組み込むことで世界が正常に機能するようになる。
このことに気付いたドグは1985年に戻り、論文を仕上げて発表する。
ドグは何度も主張した。
「人間は完璧でないことに意味がある」
ここに人工知能の秘訣があるのだと。
しかしドグのいる1985年はプログラムは完璧であればあるほど良いとされていたため
ドグのような主張はマッドサイエンティスト扱いされて全く世間から相手にされなかった。
それからしばらくしてドグは病気で亡くなった。
彼は死ぬまで彼の主張を行い続けた。しかし誰も聞く耳を持たなかった。
しかし2015年の今、人工知能プログラムが脚光を浴び、あらゆる企業が人工知能の開発に躍起になっている。
しかしどの学会でもどんな完璧な人工知能プログラムを書いてもバーチャル世界はうまく機能しないことが問題になっていた。
そこで研究者達は1985年にドグが主張したことを思い出した。
研究者達はプログラムにあえて欠陥や不安定な要素を含めてみた。
すると不思議なことに人工知能プログラムはうまく動作するようになった。
これにより科学者の間では人工知能にはあえて欠陥を含めることで正常機能するということが通説となった。
マーティ:「2016年になった今、ドグの言葉、偉人の言葉として誰もが知るところになっているよ」
「人間は完璧でないことに意味がある」
エメット・ラスロップ・ブラウン(1920~2002 82歳没)
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最後に編集したユーザー Dixq (管理人) on 2016年3月30日(水) 22:30 [ 編集 1 回目 ]