先日の事です。

吹き荒ぶ暴風雨の中、いつものように旦那を送り出し遅い朝食を終え、洗い物をしようとしていた時の事です。


旦那から電話が。

旦那「お弁当付きハートマークの手作りっ！　女の子が二段重ねでっ！！　二段重ねでっ！！！」
雨と風の音が激しくて何言ってるのかさっぱり分かりません。

よくよく聞いてみると、どうやらガス欠になったようで、急いで来てくれとの事。

この男。　車好きなくせにガソリンはいつもギリギリにしか入れないのです。
曰く「Ｅ振り切ってもまだ走る」

馬鹿でしょうか。　後で入れたからって安くなるわけでも無いのに。


仕方がないので、ぶぶーんと指定された場所に無事到着。
さて、お前さんを会社まで送ればいいんだな？　よし行くか。

と、すると旦那のたまう。
旦那「いや、そうすると俺帰れないから、ここで車取りかえっこしようぜ」

馬鹿でしょうか。　この男はガス欠で動かない車で私に帰れと言う。
しかし、旦那はお仕事ですのでやむなく了承。


私はJAF会員では無いので、呼ぶ事もできず、動かない車の中で、ぽつんとひとりぼっち。　
とりあえず最寄りのスタンドを検索してみる。

・・・・・・ざっと４ｋｍも歩くのか。

仕方が無いから、傘差して歩く。　この豪雨の中。　雷が鳴り響く中。

やっとの思いで到着したスタンドで、対応してくれたのは新種のキノコ。　素材を剥ぎたいところですけど、あいにくと武器の持ち合わせが無いので
仕方なく対話で事情を説明してみる。

すると、ガソリン？　入れるタンク貸すよ。　ポンプも貸すよ。　とか言ってくれる。　いい奴だなキノコみたいな頭してるのに。
よし、じゃあ貸してくれ。　と言うと保証金を預からせてくれと言う。

おーきーどーきーと軽く返事をし、バッグを探そうとすると・・・　バッグは車の中である。
今無いから後で持ってくるのじゃダメ？　って聞くと、ダメって言われた。　所詮はキノコか。

仕方が無いから取りに帰る。　歩いて。　豪雨の中。　往復８ｋｍ、計１６ｋｍである。
畜生あのマッシュルームヘッドめ。
とは言っても、マッシュルームはちっとも悪くないので、面と向かって文句は言わないでおく私はとても優しいと思う。

やっとの思いで購入し、給油。　タンクに雨が入らないように傘はタンク様の物です。
私ずぶ濡れです。　濡れ濡れです。　びしょ濡れです。　ぐしょぐしょです。　ちっともエロくありません。


いつやるの。　今でしょっ！！　金言ですよね。

いや～大変だったね～ｗ
旦那に一つ何でも言うこと聞かせる位のカシはできたんじゃない？ｗ