ゲームの絵にかかわるデータ(リソース)を作成する人の呼び名についてです。
ゲーム製作においては欠かせない役割で、プログラマの立場からお世話になることも多いのですが、
その呼び名については幾通りかあって一定しないようなので、面白いなあとふと思いました。
自分が思いつく範囲で上げてみます。
①デザイナー
ゲームに限らず、一般にメジャーな呼び名だと思われます。
プログラマーなど技術畑の人間からすると「デザイン」という言葉は、「設計」という、堅い意味合いも強いので、
いまいちしっくりこないのかなと思います。
また、「ゲームデザイナー」というとゲームのシステム周りの設計を考える役割という意味もあるので、なおさら紛らわしいのです。
②グラフィッカー
和製英語らしいです。
開発現場において比較的古くに使われていた印象がありますが、会社によっては今もこの呼称のところがあるようです。
意味の誤解はしにくそうですね。
③アーティスト
海外の現場でメジャーなようです。(開発インタビューなどでよく見かける)
絵(アート)を作る役割なので、英語の意味としては最も即しているように思います。
日本でアーティストというと「芸術家」のような大仰なイメージがあるので、使われにくいのかなと思います。
以上、私見を交えてだらだらと並べてみました。
私はゲームの開発現場にはいないのですが、学校の同級生など知り合いにゲームに関わっている人が何人かいます。
その周りだと①デザイナーの呼び名が多いように感じます。会社の文化によって呼び名が違うのだと思います。
皆さんの周りではどうでしょうか?
(まぁただの呼び名なので結論を求めるようなものでは決してないです。)
「デザイナー」に限らず、界隈によって呼び名が異なっている例は他にもいろいろありそうで興味深いです。
「デザイナー」という呼称について
「デザイナー」という呼称について
最後に編集したユーザー ぼずお on 2013年5月31日(金) 07:54 [ 編集 2 回目 ]
Re: 「デザイナー」という呼称について
グラフィッカーは本来の英語表記は「Graphic designer」ですね
最後に編集したユーザー naohiro19 on 2013年5月30日(木) 20:34 [ 編集 1 回目 ]
Re: 「デザイナー」という呼称について
絵を描くひとは、「絵描きさん」「イラストレーター」とか。
画像処理系のひとは「グラフィックデザイナー」「ビジュアルデザイナー」とか。
ゲームの舞台データを作るひとは「レベルデザイナー」「ステージデザイナー」とか。
他に特殊効果作るひととか、他にもあったかな。
わたしがデザイナーさんと言うときは上記全部ひっくるめてですね。
絵に限らずデータを作る人すべてデザイナさんかなと。
ゲームはほとんどがデザイナさんとライターさんでできていると思います。
「プログラマ」チームに対して「デザイナ」チームという使い方をしますが、単なる「デザイン」という仕事はないと思いますけど。
海外ではプログラマのこともアーティストと呼ぶことがありませんでしたっけ。
画像処理系のひとは「グラフィックデザイナー」「ビジュアルデザイナー」とか。
ゲームの舞台データを作るひとは「レベルデザイナー」「ステージデザイナー」とか。
他に特殊効果作るひととか、他にもあったかな。
わたしがデザイナーさんと言うときは上記全部ひっくるめてですね。
絵に限らずデータを作る人すべてデザイナさんかなと。
ゲームはほとんどがデザイナさんとライターさんでできていると思います。
「プログラマ」チームに対して「デザイナ」チームという使い方をしますが、単なる「デザイン」という仕事はないと思いますけど。
海外ではプログラマのこともアーティストと呼ぶことがありませんでしたっけ。
最後に編集したユーザー ISLe on 2013年5月30日(木) 22:32 [ 編集 1 回目 ]
Re: 「デザイナー」という呼称について
デザイナー
・要求された通りのグラフィックデータを作る人
・デッサン力重視で自分の画風(個性)を持ってはいけない
・逆に言えばデザインセンスがなくてもデッサン力だけでどうにかなる人
グラフィッカー
・塗り専門、もしくは既に用意された絵の補佐を行う人。
・アシスタント的なポジションでキャリアとしてはいつまでも続けられないポジション
アーティスト
・芸術家
・個性的なデザインができないと務まらない
・漫画家やキャラデザイン系の人
というような感じでデザイナーの先生に教わったことがあります。
これに転じて癖の強い絵を描く傾向にある同人作家などはデッサン力が重視されるゲーム会社の採用試験では落とされやすいそうですね。
同人作家の場合は指摘されても言うことを聞かないタイプが多いというレッテルもあるようですが。
・要求された通りのグラフィックデータを作る人
・デッサン力重視で自分の画風(個性)を持ってはいけない
・逆に言えばデザインセンスがなくてもデッサン力だけでどうにかなる人
グラフィッカー
・塗り専門、もしくは既に用意された絵の補佐を行う人。
・アシスタント的なポジションでキャリアとしてはいつまでも続けられないポジション
アーティスト
・芸術家
・個性的なデザインができないと務まらない
・漫画家やキャラデザイン系の人
というような感じでデザイナーの先生に教わったことがあります。
これに転じて癖の強い絵を描く傾向にある同人作家などはデッサン力が重視されるゲーム会社の採用試験では落とされやすいそうですね。
同人作家の場合は指摘されても言うことを聞かないタイプが多いというレッテルもあるようですが。
Re: 「デザイナー」という呼称について
癖が強いとか同人とかいうのではなくて、基礎のできてないひとが多いだけなのでは。せんちゃ さんが書きました:これに転じて癖の強い絵を描く傾向にある同人作家などはデッサン力が重視されるゲーム会社の採用試験では落とされやすいそうですね。
同人作家の場合は指摘されても言うことを聞かないタイプが多いというレッテルもあるようですが。
例えばいつも同じ構図ばかり描いているようなだと落ちますよね。
萌えやエロなら任せろと言いながらどこかで見たようなのばかりとか。
最後に編集したユーザー ISLe on 2013年5月30日(木) 23:45 [ 編集 1 回目 ]
Re: 「デザイナー」という呼称について
私の学生時代に自分の得意なジャンルの絵しか描こうとしなくて
そのまま周囲の評価に流されて自分の型にはまっちゃってプロになれなかった人が一定数いたのを覚えています。
プロから見ても「学生でこれだけ描ければ十分すぎる」と言われてるレベルの方もいたのですが、
それ故に他人の指摘を全く聞こうとしなかったのでインターンの段階で追い返される、みたいな人もいらっしゃいました。
逆に基礎がしっかりしているからこそ勿体ないなぁというパターンでした
そのまま周囲の評価に流されて自分の型にはまっちゃってプロになれなかった人が一定数いたのを覚えています。
プロから見ても「学生でこれだけ描ければ十分すぎる」と言われてるレベルの方もいたのですが、
それ故に他人の指摘を全く聞こうとしなかったのでインターンの段階で追い返される、みたいな人もいらっしゃいました。
逆に基礎がしっかりしているからこそ勿体ないなぁというパターンでした
RE: 「デザイナー」という呼称について
>>naohiro19さん
ググると日本固有ということだったので、そう思っていたのですが、語源があったのですね。
>>ISLeさん
「ゲームの絵にかかわるデータ」ということで、すべてひっくるめた総称というつもりで書いていました。
細分化し始めるとこれまた沢山あって興味深いですよね。
たとえばキャラクターリソースひとつとっても、
・原画
・3Dモデラー
・リガー
・アニメーター
といくつも行程別の役割があるそうです。(ここまで細分化していない会社も多いでしょうけど)
>>せんちゃさん
前述のとおり、上げた3通りについては総称と考えていたのですが、
役割や行程によって分類するケースもあるのですね。
>そのまま周囲の評価に流されて自分の型にはまっちゃってプロになれなかった人が一定数いたのを覚えています。
絵に関わる職種というのは、型やクセというものが邪魔になるケースもあるのですね。
同人などでは小奇麗で特徴のない絵よりも、突出した「クセ」を持っている人が成功していることが多いように思います。
ググると日本固有ということだったので、そう思っていたのですが、語源があったのですね。
>>ISLeさん
「ゲームの絵にかかわるデータ」ということで、すべてひっくるめた総称というつもりで書いていました。
細分化し始めるとこれまた沢山あって興味深いですよね。
たとえばキャラクターリソースひとつとっても、
・原画
・3Dモデラー
・リガー
・アニメーター
といくつも行程別の役割があるそうです。(ここまで細分化していない会社も多いでしょうけど)
>>せんちゃさん
前述のとおり、上げた3通りについては総称と考えていたのですが、
役割や行程によって分類するケースもあるのですね。
>そのまま周囲の評価に流されて自分の型にはまっちゃってプロになれなかった人が一定数いたのを覚えています。
絵に関わる職種というのは、型やクセというものが邪魔になるケースもあるのですね。
同人などでは小奇麗で特徴のない絵よりも、突出した「クセ」を持っている人が成功していることが多いように思います。
最後に編集したユーザー ぼずお on 2013年5月31日(金) 13:15 [ 編集 2 回目 ]
Re: 「デザイナー」という呼称について
>せんちゃさん
わたしの認識だとそれは基礎がしっかりしているとは言えないですけど。
いま持ってる柱(技術)を支えるだけの基礎は持っていても、屋根を構えられるだけの基礎がないと企業の下では働けないと思います。
「できる」というのは単に「技術がある」というだけのことです。
技術とは誰にでも習得できるものです。
基礎があるかないかというのは、できるかどうかではなく、できそうかどうかです。
できそうかどうかというのは、要するにやる気があるかどうかということです。
「(学生なのに)頑張ったね」と言われただけのことを技術が評価されたと勘違いしてはいけません。
真に技術が評価されたなら速攻でビジネスの話になります。
頑張りを評価されたのに頑張るのをやめたら何も残りませんよね。
わたしの認識だとそれは基礎がしっかりしているとは言えないですけど。
いま持ってる柱(技術)を支えるだけの基礎は持っていても、屋根を構えられるだけの基礎がないと企業の下では働けないと思います。
「できる」というのは単に「技術がある」というだけのことです。
技術とは誰にでも習得できるものです。
基礎があるかないかというのは、できるかどうかではなく、できそうかどうかです。
できそうかどうかというのは、要するにやる気があるかどうかということです。
「(学生なのに)頑張ったね」と言われただけのことを技術が評価されたと勘違いしてはいけません。
真に技術が評価されたなら速攻でビジネスの話になります。
頑張りを評価されたのに頑張るのをやめたら何も残りませんよね。