zxc
記事: 79
登録日時: 13年前
住所: 日本の背骨(?)あたり

投稿記事 by zxc » 13年前

  ここに書くことは自分の考えに過ぎないので、正しさは保障いたしません。

  鬼っていうと多くの人は「角や赤・青・緑等の肌をもち、
トラの毛皮を腰に巻いて金棒をもった、空想上のある程度の知能を持った人型の怪物」
そんなものを思い浮かべると勝手に思っていますがどうでしょう。
今回はそんな感じの鬼に的を絞ります。

  昔話の桃太郎では悪役として出演してましたよね。
酒呑童子は源氏の誰かにやられていたんでしたっけ。
他にもいろんな話で鬼が踏んだり蹴ったり、ボコボコにされているでしょう。
上の2例のように、大体の有名な話では少人数に、かつ物理的な手段で討伐されていませんか?
少なくとも先に上げた定義の鬼は、当てはまる話が多いのではないでしょうか。
自分もほとんど昔話なんてしらないので、憶測に過ぎませんけどね。

  この少人数に、かつ物理的な手段でというのが重要であります。
討伐の計画を企てるきっかけは、人々が鬼に危害を加えられたからだと思うのですが、
物理的な手段で討伐できるなら熊と同程度の危険しかないんではないですかね。
熊以上の知能を有効活用してきたとしても何とかなりそうな気がするんですよね。
だって少数に討伐されてしまう程度ですから。
(穴だらけの考えですが今回は穴をふさがず行きます)
  
  何が言いたいのか、というとですね・・・
勝ち目がない敵に勝ったからこそ、物語として長らく残ってきたわけです。
(誰もが体験する程度のインパクトでは残るとは考えにくいとは思います)
つまり村人では勝てずに、討伐者が勝つエンドが決まっているとも言えます。。

  しかし、少人数かつ物理的な手段で討伐可能ならば、
初めから村なら村で結束して、戦えばまず勝てるでしょう。
それでは話になりません。それが不可能であったと仮定しましょう。
話が成り立つのであれば、単純に考えて、
討伐者は一般人を何らかの点で上回らなければなりません。 
(鬼を倒す能力が 多数の村人<討伐者 とならなければならないため)

  つまり
・討伐者は一般的な人ではない
・多数の村人が実行できない手段で討伐する

このどちらか、もしくは両方が成り立つのではないでしょうか。
・桃太郎は桃から生まれ、多くの村人とは異なり「犬・猿・雉」を討伐に用いています。
・源氏は酒呑童子を不意打ちで倒しています。(源氏も一般的な人ではない、
と思うのですが、ちょっと例外的かな~とも思うので、今回は省略します)

  ここから「異常異常によって取り除かれる」と言えると思うんですよね。
これが個人的には非常に重要なわけであります。ここから派生が出来たり出来なかったり・・・

多くのゲームにも取り入れられていると自分は思いますがどうでしょうね。
結構省略したつもりですが長いですね;

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へろりくしょん
記事: 92
登録日時: 14年前

Re: 鬼

投稿記事 by へろりくしょん » 13年前

どうでしょうね。 たとえば桃太郎が手勢50人を引き連れて、盗賊団(鬼)の討伐を行ったとして、物語の書き手が伝えたいのが、

鬼が暴れ回る。 ー> 桃太郎が立つ。 ー> 鬼退治。 ー> ハッピーエンド。

で、桃太郎の英雄譚であるとするなら、今のような形に落ち着くのも不思議では無いと思います。
もしかしたら、村人全員で決起して鬼を討ったのかもしれません。
ですが物語は、英雄桃太郎をクローズアップしたお話な訳ですから、やっぱりモブキャラの扱いはぞんざいになる事もあるかと思います。

よほど強力なカリスマ的存在だったのでしょうね。

鬼退治に限らず、浦島太郎、稲葉の白ウサギやカチカチ山などもそうですが、およそ寓話というのは書き手が伝えたいように脚色される。
と考えれば、すごく納得がいきます。


ちなみに私は泣いた赤鬼というお話がとても大好きで、幼心ながらに鬼を見つけたらまずは話し合おうと堅く誓っております。
ついでに言うと、人の皮をかぶった鬼には容赦しません。 えぇ、しませんとも。

さらに言うと、昔の人達、およそ2000年ぐらい前の人達は、扇子の先からビームを出したり、剣を一降りしただけで雑兵ならば十数人まとめて吹き飛ばせたりする人達がゴロゴロしてた時代ですので、
鬼ぐらいならば、軽くジェノサイド出来そうな気がしますよ。

しかしそれでも、鬼も負けておらず、現代の鬼は地面を殴って地震を止めたりできますし、エアみそ汁も作れたりしますから、なかなか侮れません。


結局何が言いたいのかと言うと、鬼をいじめたら行けないという事です。

taketoshi
記事: 222
登録日時: 14年前

Re: 鬼

投稿記事 by taketoshi » 13年前

リアル桃太郎というのを読んだことがあります。

桃太郎はコードネーム「サル」「イヌ」「キジ」と言われている凄腕の傭兵を雇い
小型の急襲型船舶を用いて夜間に忍び込み鬼を殲滅する。やってることはメタルギアソリッドでした。

昼間に「日本一」なんて旗印を掲げて正面から上陸したら投石で一撃で沈んでしまうでしょうし、理に適っていますね。
討伐した後も、鬼の持っている武力を潰すのは惜しいと考え、鬼と結託して江戸に攻め込むエンドだったような気がします。

異常は異常によって取り除かれるというのはたまに感じます。
例を挙げるとバイオハザードの主人公は幾らゾンビに噛みつかれても感染しないとか。

ただ、誰しもがその異常さにはツッコミを入れると思います。「なんでやねん」と。


リアル桃太郎はこち亀の話です。ヤスシもオサムも秋元姓が付く人は文芸的ですね。

zxc
記事: 79
登録日時: 13年前
住所: 日本の背骨(?)あたり

Re: 鬼

投稿記事 by zxc » 13年前

へろり さんが書きました:どうでしょうね。 たとえば桃太郎が手勢50人を引き連れて、盗賊団(鬼)の討伐を行ったとして、物語の書き手が伝えたいのが、

鬼が暴れ回る。 ー> 桃太郎が立つ。 ー> 鬼退治。 ー> ハッピーエンド。

で、桃太郎の英雄譚であるとするなら、今のような形に落ち着くのも不思議では無いと思います。
もしかしたら、村人全員で決起して鬼を討ったのかもしれません。
・・・・・・・

鬼退治に限らず、浦島太郎、稲葉の白ウサギやカチカチ山などもそうですが、およそ寓話というのは書き手が伝えたいように脚色される。
と考えれば、すごく納得がいきます。
  十二分に可能性はあるでしょうね。書き手によってニュアンスがまったく異なるものになることは
想像に難くありませんし、事実今昔物語集や日本霊異記等、編者の影響を大きく受けていると思います。
もはや当たり前とさえ言えるでしょう。そのあたりを注意しながら物語を読みたいです。
 一例を挙げれば、男性を持ち上げるような話や思想が多いのも、そういったものに携わる女性が
少なかった、もしくは携われなかったのでしょうね。外国の方が顕著でしょうか・・・
へろり さんが書きました: ですが物語は、英雄桃太郎をクローズアップしたお話な訳ですから、やっぱりモブキャラの扱いはぞんざいになる事もあるかと思います。

  よほど強力なカリスマ的存在だったのでしょうね。
  そちらに近い、もしくは同じ考えをもつ方々は多いと思います。

  桃太郎は鬼を退治したから英雄なのだと思います。
では鬼を倒せたのは何故かと言うと桃から生まれたと言うのが
かなり大きいのではないか、と個人的に思っています。モブキャラは関係なくです。
 桃は神秘的で特別な果物らしく、イザナギが黄泉の国で投げて敵を追い払いますし、
西遊記では寿命が延びる果実も桃の一種だったと思います。
神聖なものが邪なものを撃退するのはよくある、当然とも言えることですよね。
悪魔に十字架と似たようなものでしょう。
極端に言えば、以上の理由で桃太郎は一人でも負けやしないと思うんですよ。
一種の聖者であるから邪なものには滅法強いのでしょう。
詳しく書くとややこしく長いので大体こんな感じですかね。

  そもそもどんな意味にも受け取れますし、人それぞれの考えがあって良い、
むしろ望ましいと思うので、どのような受け取り方でも全然問題はないですよね。
そちらの意見を否定するつもりは微塵もありません。

へろり さんが書きました: ちなみに私は泣いた赤鬼というお話がとても大好きで、幼心ながらに鬼を見つけたらまずは話し合おうと堅く誓っております。
ついでに言うと、人の皮をかぶった鬼には容赦しません。 えぇ、しませんとも。
  あの話は「青鬼は何処にいったんだ・・・・」とひじょうにモヤモヤしていました。
どこかに行った後戻ってきませんでしたよね・・・・ そういう点で自分はあまり好きではありませんでした。
自分は話し合い前に逃げ道を確保したいですね。今回の鬼は話が通じそうですが
そうでない鬼もいるようですし。基本的に鬼は正々堂々としていると思います。
なので話し合いが通じる場合も多いでしょう。
へろり さんが書きました: さらに言うと、昔の人達、およそ2000年ぐらい前の人達は、扇子の先からビームを出したり、剣を一降りしただけで雑兵ならば十数人まとめて吹き飛ばせたりする人達がゴロゴロしてた時代ですので、
鬼ぐらいならば、軽くジェノサイド出来そうな気がしますよ。

しかしそれでも、鬼も負けておらず、現代の鬼は地面を殴って地震を止めたりできますし、エアみそ汁も作れたりしますから、なかなか侮れません。
  今回の鬼は残念ながら最弱の部類、と言っても過言ではないと思うので
負けても仕方ないですかね;  何故かと言うとこのような鬼は
「討伐者に倒されることで、討伐者を立てる」そのためだけの存在とも言えます。

  人を姿を見られることなく一撃必殺、物理法則無視など朝飯前!という鬼もいるのです。
多数相手は無理でしょうし、それほどの強者には勝てないかもしれませんが、
至近距離で矢を放たれても貫通しない、いつの間にか部屋にいる、
煙のように視界から消える等可能ですので、物理的な解決は難しいと思うのです。

  現代の鬼が何を指すか分かりませんが、酒呑童子は人に負ける割に
怪力で天候変えてますし、その他の鬼
も変な能力持ってたりすることもあるみたいです。
鬼なら地震起こしそうなものですが、止めてしまうとは。。。味噌汁は非常食ですか
へろり さんが書きました: 結局何が言いたいのかと言うと、鬼をいじめたら行けないという事です。
  仲良く出来ればそうしたいですが、怖いですね;
そもそも自分は、出来るだけかかわらないでしょうね。
taketoshi さんが書きました:リアル桃太郎というのを読んだことがあります。

桃太郎はコードネーム「サル」「イヌ」「キジ」と言われている凄腕の傭兵を雇い
小型の急襲型船舶を用いて夜間に忍び込み鬼を殲滅する。やってることはメタルギアソリッドでした。

昼間に「日本一」なんて旗印を掲げて正面から上陸したら投石で一撃で沈んでしまうでしょうし、理に適っていますね。
討伐した後も、鬼の持っている武力を潰すのは惜しいと考え、鬼と結託して江戸に攻め込むエンドだったような気がします。

異常は異常によって取り除かれるというのはたまに感じます。
例を挙げるとバイオハザードの主人公は幾らゾンビに噛みつかれても感染しないとか。

ただ、誰しもがその異常さにはツッコミを入れると思います。「なんでやねん」と。


リアル桃太郎はこち亀の話です。ヤスシもオサムも秋元姓が付く人は文芸的ですね。
  リアル桃太郎ですか。なかなか現実的ですね。桃太郎が寝返るあたりが人間くさいです。

  バイオハザードはより物理的と言いますか、現実的ですね。
ゾンビにかまれても感染しないなら、あの異常事態を一般人よりも容易に解決できるだろうという・・・
何故感染しないのかは、そうでないと難易度が跳ね上がりますし・・・

ちなみに「異常は異常によって取り除かれる」というのは異常は例外や特殊と置換えも可能ですかね。