GRAMさんにいろいろ指摘して頂いたので修正しました。
複素平面を使うことで複素数がベクトルの振る舞いをすることが調べて分かったので、
複素数と内積・擬似外積の関係について調べていました。
複素平面についてはこちら。
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ベクトルの内積:( a, b )・( c, d ) = ac + bd
ベクトルの擬似外積:( a, b )×( c, d ) = ad - bc
となります。
外積なんかは今の高校数学では習いませんが、当たり判定とかが得意な人は知ってるかも。
外積は2次元空間では定義されないので、今回は「擬似外積」というものを使います。
で、複素数どうしの乗算をすると、以下のようになります。
( a + bi ) × ( c + di ) = ac + adi + bci - bd = ( ac - bd ) + ( ad + bc )i
なんだかよく分からない積になりました。おかしいな、と思って、試行錯誤。
( a + bi ) の方を共役な複素数である ( a - bi ) に変えてみると・・・
( a - bi ) × ( c + di ) = ( ac + bd ) + ( ad - bc )i
この ac + bd + ( ad - bc )i をベクトルの内積・外積と比べてみて分かることは、
ベクトル(a,b)とベクトル(c,d)に対して、
ac + bd は内積、ad - bcは擬似外積じゃないか!ということです。
つまり、複素数x = (a+bi)に対して(a,b)をxベクトルと呼ぶことにすると、
複素数α,βに対してαの共役複素数をΑとすると、
Α×βは平面上のαベクトルとβベクトルに対して、実数部分が内積、虚数部分が擬似外積
ってわけです。
説明が足りなかったらコメントどうぞ。
これ、当たり判定とか、何かに使えないかなー。
実際問題、内積と外積が同時に得られて特をするケースって少ないのでは?
・・・さすがにコレだけじゃダメか。