・・・ということで二回目でもやってみます。
【第一回目】 http://dixq.net/forum/blog.php?u=62&b=606
講座の前に、
[ Photo Shop CS4をベースに説明しています]
[レイヤーという概念が存在するソフトを対象としています]
簡単な加工で素材の周りに色を付けようという回です。
とりあえずこんな感じになります。
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まぁ、そういうことです。
まずソフトを立ち上げて今からお絵描き! と言う時に必ずやる事は
「新規レイヤーの作成」です。
コレをやることで最後の透過処理(アルファ情報を持たせる)がやりやすいというだけです。
コレに関しては、第一回目の最後の方で書いておきましたので宜しければ御覧下さいませ。
と言う事で、周りに色を付けるってことですが要するに縁取りするってことです。
まずは素材を用意します。
雑な素材ですいませんが、これで行きます。
新規レイヤーを作成出来たと思いますので、このレイヤー名を「元レイヤー」と名付けます。
で、今回使う便利ツールは [自動選択ツール] です。
添付写真のアイコンをクリック長押しで出現する彼は、
クリックするだけで選択範囲を作成してくれる非常にナイスガイなツールです。
これを使うだけで縁取りの選択範囲作成が可能です。
早速使っていきます。
まず、どういう基準で選択されているのかを知る必要があります。
こちらをご覧ください。
添付写真の通り、ハートの中をクリックしました。
続いてこちらをご覧ください。
ハートの画像をちょっと消しゴムで消した後、同じようにハートの中をクリックしました。
点線の出ている場所が全然違います。
何が言いたいのかと言うと、選択範囲が作成される時、
描いた線が閉じられていればそこだけに選択範囲が作成されているってことです。
上の画像はハートの線がちゃんと繋がっているため、ハートの中だけに選択範囲を作成する事が出来ました。
しかし下は、ハートの線が閉じられていないため、ハートの外側まで選択されています。
ここで注目して頂きたい所がココです。
写真の所だけは線が閉じられているため選択範囲には含まれていません。
この線がしっかり閉じられているという事を利用すれば、色塗りに大変重宝します。
まぁその辺りは機会があればお話しします。
一回の選択範囲作成で全てカバーできないケースが多いので連続で選択範囲を作成します。
二個目以上の選択範囲を作成したいなら[SHIFT キー を押しながらクリック]です!
例えば、上の添付写真のように「あそこの○の部分も選択範囲に含めたい!」
と言う時は、SHIFT キーを押しながら○の部分をクリックします。
すると、その部分も選択範囲として作成されます。
で、話を元に戻しますが、この仕組みを利用しようという事です。
こちらがハートの中と、他の部分を選択した画像です。
これで、素材の周り以外が選択されている状態です。
素材の周りが選択されている訳ではありません。
わかりやすいように色を付けました。
つまりこういう事です。
素材の周り以外が選択されているのに縁取りをしようとしている・・・と言う事は、
この範囲を反転すると素材の周りが選択されている状態に持っていけるという事です。
Photo Shop であれば上のメニューバーより、[選択範囲]→ [選択範囲を反転] です。
(ショートカットキーは Shift + Ctrl + I キーです!)
その画像がこちらです。
これで文字周りだけ選択されています。
次はこの範囲を拡大して縁取りっぽく見せていきます。
Photo Shop であれば上のメニューバーより、[選択範囲]→ [選択範囲を変更]→ [拡張] です。
(ショートカットキーはありません。カスタマイズすれば多分出来ます。)
今回は何となく 2px を選びましたが素材に合わせて拡張してみて下さい。
ここまでくればレイヤーの作成と、塗りつぶすだけ!
最後の仕上げです!
新規レイヤーを作成します。
それを 「元レイヤー」 の下に持ってきます。
このレイヤーを 「縁取りレイヤー」 とでも名付けます。
一応確認の為にレイヤー構成を添付しておきます。
「背景」レイヤーには一切何も描いておりません。
で、この「縁取りレイヤー」 にバケツツールで塗りつぶします。
それがこちらです。
と言う訳で、素材周りに色を付ける が達成されました!!
ロゴの周りに色付けてみるとか、
ノベルフォントを自作する時のアクセントに付けれるかもしれませんね!
第一回でも説明しましたが、写真の部分をクリックして、PNG 形式で保存すれば
透過情報を持った画像が出来上がります。
この縁取りは他に応用することも可能です。
例えば、夕陽をバックにしているキャラの周りを仄かに光らせたい!
そう言う時にキャラの主線を選択範囲として作成して反転。
新規レイヤーを作成して塗りつぶしてぼかし。
するとキャラの周りだけボヤ~っとしたのが作れます。
上に紹介したやり方で出来ますので、画像付きでは解説はしませんが仕上がりはこんな感じです。
それでは第二回は手抜き感丸出しでしたが、第一回と組み合わせられるテクニックですので
紹介させて頂きました。